本年度の漢方アロマプレミアムコース講義は8月から募集を開始いたします。
講師紹介
漢方アロマプレミアムコース2022 講師紹介
2022年度の各コースへのお申し込みについては、お申込み・入学案内ページ をご確認ください。

新見 正則
講師紹介ページ時代の変化に強くなるには
先が見えない時代だからこそ、健康のため、家族のため、社会の為に生涯勉強することが大切です。これからの時代を生き抜くために必要なワード「レア」、そんな存在になるために必要なのが掛け算、そんな生き方がこれからの時代を生きていくために必要です。また、正解のない時代にどう生きていくか、セレンディピティ(偶然の出会い)を大切にすること、コネクティングザドット(点と点を結ぶ)ことが大切です。
是非、漢方アロマプレミアムコースを受けて人生を豊かにしてください。

新井 一郎
講師紹介ページ漢方概論
漢方は、中国医学が日本流にアレンジされたものです。
特にエキス製剤が健康保険で使えるようになってからは、医師が使用する漢方は、大きく変貌し、現在では、エビデンスに基づいて現代医学的に使用されるようになってきています。
一方、いわゆる「漢方薬局」においては、依然として、伝統医学としての漢方が存続しています。
漢方相談をされている薬局の世界では、これが「ザ・漢方」です。
両者の使用する漢方薬やその剤型はかなり異なります。
両者のどちらを使用すべきか、それぞれの長所と短所は何かについてお話しします。
また、漢方については、定型化された誤った情報が多く流れていますので、それらについてもお話しします。

糸数 七重
講師紹介ページ漢方処方学
現代日本で実際に治療に頻用されている漢方処方の中から、桂枝湯・葛根湯・麻黄湯の“風邪に対する代表的な処方”、当帰芍薬散・加味逍遙散・桂枝茯苓丸の“婦人科疾患に対する代表的な処方”、その他、水滞(水分の代謝やバランスの異常を包括する概念)や気(呼吸、および生命活動の基礎的な機能を包括する概念)の異常に対して用いる処方をそれぞれいくつか例として取り上げ、漢方の特徴的な診断概念である「証」の考え方、およびそれに対する漢方処方の処方構成の考え方について解説します。
漢方古典解説
漢方の本来の構造を学ぶには、古典について正確に理解することが重要です。
この講義では「漢方の三大古典」と呼ばれる『黄帝内経』『神農本草経』『傷寒雑病論』について、その成立過程や内容について解説し、漢方の基礎的な考え方の立脚点の理解を目指します。
さらに唐代の『千金方』『千金翼方』『外台秘要』、宋代の『和剤局方』、明代の『万病回春』等の、各時代の代表的な医書の内容の変遷を概説し、人体や治療に関する考え方が時代とともにどのように変化し、それが現代の漢方治療にどのように反映されているかを俯瞰できるようにします。
漢方症例解説5 高齢者に多い症状に応用できる漢方処方
加齢に伴って発症しやすい疾病や症状、複数の症状を同時に抱えること、かつては「ちょっとした不調」だったものが生活に多大な影響を及ぼし得ることなどは高齢者の健康問題の特徴です。複数の生薬から構成される漢方処方は、これらの問題に対処し、高齢者の健康状態の“底上げを図る”のに適しています。この講義では、高齢者の健康トラブルの代表的な症状とそれに応用できる漢方処方(八味地黄丸、牛車腎気丸、麻子仁丸、六君子湯、麻黄附子細辛湯、補中益気湯、半夏厚朴湯、抑肝散など)、およびその適切な選び方について解説します。

千葉 良子
講師紹介ページ美と健康のためのアロマテラピー概論
日本にアロマテラピーが導入され、およそ30年が経過しました。最近ではアロマテラピーの認知度が高まりアロマ市場も拡大しています。
本講義では、精油の化学構造、分類、作り方、利用、精油とアロマテラピーなど基礎的な知識と美と健康への応用を概説します。
講義形式:パワーポイントを利用した説明
参考:「アロマセラピーのための精油ハンドブック」 日本アロマセラピー学会編 丸善出版(2016年)

小西 さやか
講師紹介ページ美容皮膚科学「肌悩みに対する最短最適なお手入れ」
乾燥、シミ、毛穴、シワなど様々な肌悩みについて原因と対策を学びます。
各肌悩みにも種類があり、シミも美白化粧品が効果的なものやもあれば、効かないものもあります。
それぞれの種類に合わせた最短・最適なお手入れを学ぶとともに、その肌悩みに効果的な植物についても学びます。
参考図書:「日本化粧品検定2級・3級対策テキスト」「美容成分キャラ図鑑」

橋本 寛子
講師紹介ページ漢方における病気のとらえ方 、漢方診断学
漢方における病気のとらえ方は、西洋医学的な視点とは異なっています。
西洋医学では検査値に異常が出ないと治療が難しく、自律神経、精神的な問題として片づけられることも多く見られます。
漢方では自覚症状があった場合、その症状から検査値を介さずに病態を漢方的に解釈することができるため、治療を行うことができます。
漢方治療を行うためにはその病態の理解のために、西洋医学とは異なる視点から診断を行います。
本講義ではその特徴的な診断法について実践を交えながらご紹介いたします。
漢方症例解説(感染症の予防と回復)
ここ数年にわたる私たちの生活はコロナという新しい感染症によって、大きな影響を受けています。
人類ははるか昔から感染症と戦ってきました。
抗菌薬の発見以後、感染症の脅威は薄れたかのように思えましたが、まだ新しい感染症が出てくる可能性が示されたのが今回の出来事でした。
抗菌薬の存在しなかった時代の感染症に対する治療法、感染後の体力低下、後遺症に対する治療法など、現代でも役に立つ知識について講義を行います。

アネルズ あづさ
講師紹介ページオーガニック及び野生種の定義と抽出・管理方法
アロマセラピーで活用する芳香植物は、世界各地の生産農家においてさまざまな栽培方法で育てられ、収穫、抽出されて精油(アロマオイル)として出荷されます。
しかし、その栽培方法の違いや、抽出の違い、そしてオーガニック認証そのものがどういったものであるか?は、なかなか見聞きすることができません。
授業の中で、オーガニックとそうではないものの生育や香りの違いなども含め、世界各国のオーガニック認証の違いや、オーガニックとナチュラルとの違い、それぞれの農家の実際の作業、そしてその特性や商業的な商品へどのようにつながるのか?などを理解していきます。
実際の世界の生産農家に寄り添いながら、その栽培や収穫の実際を理解しながら、精油の香りやその質、そして管理方法などを含めて、より精油を有効活用できる方法を一緒に学んでいきます。
アロマの働き〜嗅覚と自律神経〜
「香り」って一体何だろう?香りを理解する上で、まずそんなシンプルな疑問が生じてきます。私たちが感じている香りは、どのようにどこに伝わっているのか?そしてその香りは私たちにどのような影響を与えているか?ということを、嗅覚から心身への働きと仕組み、そして生理学的な観点で各器官にどのような働きかけをするのか?を学び進めていきます。
特に、脳への伝達としての自律神経への関わりと実際のアプローチ方法、香りが自律神経に及ぼすバランスとその可能性、香りとホルモンバランス、そして実際の臨床における症例のお話しを含め、「機能的な香り」と「本能的に感じる香り」の両方の理解と感覚を養いながら、よりアロマセラピーケアや精油を有効活用できる方法を一緒に学んでいきます。

小早川 愛
講師紹介ページ四季のハーブ栽培と活用
国内のスーパーや園芸店で入手できるスイートバジル、ミント、ローズマリーなどメジャーなハーブ数種類をピックアップします。
それぞれの特徴や魅力、栽培方法、お料理レシピ、雑貨作り、小さな不調や身体をメンテナンスするためのセルフケアなどハーブを暮らしに取り入れる方法について解説します。
講義の前半は座学、後半はデモンストレーション(実技)形式となります。
実技内容は再現しやすいようにスーパーや100円ショップで手に入る手軽な食材や道具を使った内容となります。
また、普段は足を踏み入れることができないハーブ農場の圃場の様子、TV出演時の動画、YouTube、Instagramなども教材として登場予定です。

山路 誠一
講師紹介ページ生薬学
本講義ではそのものを知り、その性質を学ぶことに焦点を当てます。生薬は動植鉱物を切断や乾燥などの簡単な工程を経て商品になった医薬品ですが、化学薬品とは異なる性質や特徴を有します。それらを知るには、科学的な情報もさることながら、漢方的観点に基づく生薬の性質や効能を学び、自ら感じ取り、五感を駆使して色、味、におい、性状をはじめとする様々な要素に直接触れることが大切です。
この講義では、生薬の実物を教材として配付し、生薬の特徴に基づいた真贋良否の鑑別技能を身につけられるよう、実体験を重ねつつ、鑑別の基本についてお話しします。