
新井 信
あらい まこと Arai Makoto 東海大学講義内容
漢方コース2023
本当はすごい煎じ薬の効果
日本独自の薬である漢方薬は生薬を煎じて飲むものでした。しかし現在は手軽に多くの人が利用できるようにと錠剤や顆粒剤が一般的になっています。 しかしこれらの薬はいくつもの製造過程を経ていくうちに、薬効成分が半分~多く残ったとしても2/3程度まで落ちてしまうものもあります。
それに対して煎じ薬は、生薬を時間をかけて煮だし・煮詰めているだけなので、そこまで薬効成分が減るということがありませんし、薬効成分がぎゅっと濃縮されたものなので効果が高いというわけなんです。
さらに、錠剤や顆粒剤は製造過程でいろんな添加物などが含まれますが、煎じ薬は添加物等一切を含まない純度の高い漢方薬ということになり、効き目が違います。そんなみなさんがあまり知らない「煎じ薬」の良さをお話しさせてもらいます。
プロフィール
- 東海大学医学部内科学系准教授(東洋医学)
- 医師、薬剤師、医学博士、総合内科専門医、漢方専門医・指導医
- 藤田保健衛生大学医学部 客員教授
- 早稲田大学 非常勤講師
- 新潟大学医学部 非常勤講師
- 横浜市立大学 非常勤講師
- 聖マリアンナ医科大学 非常勤講師
- 東北大学薬学部 非常勤講師
- 昭和薬科大学 非常勤講師
- 防衛医科大学校非常勤講師
- 和漢医薬学会理事、日本医学教育学会代議員、国際東洋医学会日本支部評議員、日本漢方医学教育協議会幹事、日本東洋医学会、日本内科学会、日本消化器病学会など
経歴・実績
東京女子医科大学付属東洋医学研究所 医局長を経て、現在、東海大学医学部内科学系准教授(東洋医学)
昭和33年 埼玉県 秩父市生まれ
昭和56年 東北大学薬学部 卒
昭和63年 新潟大学医学部 卒
受講者へのメッセージ
私の講義を受講していただき、「煎じ薬」の良さを知っていただき、ファンを増やしていきたいと思っています。
温故知新、良いものですので是非しっかりと学んでいただきファンになってください。