
野口 博司
のぐち ひろし Noguchi Hiroshi 日本薬科大学講義内容
漢方コース2022
薬食同源と健康長寿
①中国で古来用いられてきた薬食同源の由来を知り、
②医薬品と食品の区分と、食品間でのエビデンス(証拠)に応じた区別のあることを学びましょう。
③花粉症、インフルエンザから胃がんまで効能の謳われる緑茶をはじめとして「健康食品」の機能と証拠について解説します。
④大腸がんの術後に頻用される漢方薬;大建中湯は食品だけで構成されます。大建中湯の謎を解き明かし、健康長寿を目指す薬食同源の一端を理解しましょう。
講義形式:パワーポイントを利用した説明。
参考:国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報(https://hfnet.nibiohn.go.jp)はかなり良く色々な食品や紛らわしい薬草などについて「正しい」情報を掲載しています。
プロフィール
- 日本の薬学者(生薬学・生物分子科学)
- 学位は薬学博士(東京大学・1981年)
経歴・実績
東京大学薬学部講師、静岡県立大学薬学部教授(1995年〜2016年)、静岡県立大学大学院薬学研究科研究科長、静岡県立大学評議員・同大学附属図書館館長、同大学薬学部学部長などを歴任した。
2015年 日本生薬学会賞
2016年〜2019年 日本薬科大学教授
2019年〜2020年 日本薬科大学特任教授
2020年〜 日本薬科大学客員教授
現在の活動やPR
ヒトのHLAの多型が、スティーブンス・ジョンソン症候群のような薬剤性過敏症症候群や強皮病のようないわゆる難病に関わっているらしいことはよく知られていたが、具体的に高オッヅ比の患者のHLAが低分子薬物や強皮病の原因ペプチド等とどのように親和性を有しているのか、計算化学の技法を使って明らかにしようとする研究に参画している。