橋本 寛子

はしもと ひろこ Hashimoto Hiroko 日本薬科大学

講義内容

漢方コース2022

漢方における病気のとらえ方 、漢方診断学

漢方における病気のとらえ方は、西洋医学的な視点とは異なっています。
西洋医学では検査値に異常が出ないと治療が難しく、自律神経、精神的な問題として片づけられることも多く見られます。
漢方では自覚症状があった場合、その症状から検査値を介さずに病態を漢方的に解釈することができるため、治療を行うことができます。
漢方治療を行うためにはその病態の理解のために、西洋医学とは異なる視点から診断を行います。
本講義ではその特徴的な診断法について実践を交えながらご紹介いたします。

漢方コース2022

漢方症例解説(感染症の予防と回復)

ここ数年にわたる私たちの生活はコロナという新しい感染症によって、大きな影響を受けています。
人類ははるか昔から感染症と戦ってきました。
抗菌薬の発見以後、感染症の脅威は薄れたかのように思えましたが、まだ新しい感染症が出てくる可能性が示されたのが今回の出来事でした。
抗菌薬の存在しなかった時代の感染症に対する治療法、感染後の体力低下、後遺症に対する治療法など、現代でも役に立つ知識について講義を行います。

プロフィール

  • 日本薬科大学教授
  • 日本内科学会認定医、日本医師会認定産業医、日本東洋医学会認定漢方専門医
  • 薬剤師、医師

経歴・実績

東京理科大学薬学部製薬学科卒業し薬剤師免許取得後、株式会社ツムラにて生薬の研究を行う。
その後、漢方治療を志し、金沢大学医学部医学科に入学、医師となる。
東京大学大学院医学研究科生殖・発達・加齢医学専攻博士課程修了。

現在の活動やPR

都立墨東病院、山田光胤記念漢方内科渋谷診療所などで漢方外来を行っている。
アプリ「漢方Library2」にて『リアル漢方』連載中。

書籍

  • スパイス百科 起源から効能、利用法まで(丸善出版)

 


受講者へのメッセージ

漢方をはじめとする東洋医学の分野ではまだその効能に対し科学が追いついていない部分があります。
西洋医学と東洋医学ではその得意分野が異なっています。
西洋医学では原因のはっきりしている疾病の治療については効果も優れています。
しかし、不定愁訴などの検査では明らかな異常値がでないが、生活に支障がでるような疾病などについては不得手です。

漢方は自覚症状があれば治療を施すことが出来ます。
漢方の知識を持ち、その知識を活かせば健やかで幸せな生活を送ることができるようになると思います。
また、漢方と西洋医学を併用することにより副作用の緩和や、西洋医学では治療が出来なかった苦痛を和らげることも期待できます。
漢方は古い医学ではなく、これからもまだまだ可能性を秘めている医学です。

是非みなさんも日本の伝統医療である漢方を学び、 健やかな生活を送りましょう。

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